\お気軽にお問い合わせください/
受付時間 / 平日10:00~18:00
\お気軽にお問い合わせください/
24時間受付 / 迅速に対応

この記事は『中小企業省力化投資補助事業(一般型)公募要領(第8回公募)(第8回公募・2026年9月18日更新)』にもとづいています(2026年10月確認)。
省力化補助金(一般型)に採択されたあと、何をいつまでに出せば入金まで進むのか、交付決定の前に発注してよいのかが分からない方に向けた記事です。公募要領(第8回)と各種の手引きの記載から、交付申請、入金、5年間の効果報告までを時系列の1本で整理しました。段階ごとの期限と出す書類が分かり、社内の段取り表を作れます。制度の全体は省力化補助金 一般型をご覧ください。2026年10月時点の情報です。
省力化補助金(一般型)の採択は、補助金交付候補者に選ばれた段階です。このあとの順番は、交付申請→交付決定→発注・納品・支払→実績報告→確定検査→精算払請求→入金で、入金後も5年間の効果報告が続きます。補助事業に取り組むには交付決定が必要なので、採択の通知だけでは発注できません。第8回公募要領(2026年10月時点)にもとづき、段階ごとの期限は下の表にまとめます。

発注してはいけません。公募要領には「補助事業に取り組むためには交付決定を受ける必要があります。」とあり、採択は、交付申請に進む資格を得た段階です。事務局の実務でも、採択の連絡を受けた直後に発注を進めたくなる場面は多く、ここで順番を間違えると対象外の経費が出ます。次の節から、段階ごとに出すものを見ていきます。
| 段階 | やること | 期限の定め |
|---|---|---|
| 交付申請 | 交付申請の書類を出す | 原則、採択発表日から2か月後の日 |
| 交付決定と発注 | 交付決定のあとに契約・納品・検収・支払を終える | 交付決定日から17か月以内(採択発表日から19か月以内) |
| 実績報告 | 補助事業の完了後に実績報告を出す | 完了日から30日を経過した日と事業完了期限日のいずれか早い日 |
| 確定検査・精算払請求 | 確定通知を受けてから精算払請求をする | 日数の定めは公募要領・手引きに記載なし |
| 効果報告 | 事業計画期間の1年目終了後の最初の4月から毎年報告する | 5年間。期間は原則4月から3か月間 |
表の期限は、公募要領と手引きの記載のとおりです。交付申請から交付決定まで、確定検査から入金までの日数は、公式の資料に目安が出ていません。入金の時期を日数で見込まず、資金繰りの見通しは金融機関や相談先と立てるのが安全です。
書類を作って出すのは事業者で、内容を審査して交付決定・確定検査・確定通知を行うのは事務局です。事務局が検査をしている間は、事業者側に待ち時間ができます。この間に、証拠書類の日付をそろえ、原本の保管場所を決め、効果報告に使う賃金台帳などを整理しておくと、次の段階に入りやすくなります。
省力化補助金の交付申請は、原則として採択発表日から2か月後の日が期限です。期限までに出さないと、採択決定が取り消されます。出すのは見積依頼書や見積書などで、採択された内容は交付申請であらためて審査されます。交付申請の内容に不備があると交付決定ができず、その分だけ実施に使える期間が短くなります。
公募要領には「期限までに交付申請がなかった場合は、採択決定の取消となります。」と書かれています。採択された事業者でも、期限を過ぎると補助金は受けられません。採択発表日を起点に、2か月後の日をカレンダーに入れ、見積の取り寄せから逆算して社内の担当と日程を決めておきます。
公募要領は、同一条件による相見積もりを取得することを原則としています。交付申請の手引きは、見積もりを依頼するときに口頭で行わず、必ず見積依頼書を作成するよう求めています。依頼書に書く条件を2社以上でそろえておくと、金額の比べ方を説明しやすくなります。手引きは第6回公募用ですが、公募要領と同じ内容の箇所です。
交付申請の手引きでは、一式表記の見積書は認められないとされています。内訳が分かる見積書を取り寄せます。また、見積書は交付申請の時点だけでなく、発注の時点でも有効であることが必要です。納期の長い設備では、見積の有効期限と発注の見込み日がずれていないかを、業者に早めに確かめておきます。
認められるとは限りません。公募要領は「応募申請時の申請内容のすべてが承認されたわけではありません。」と明記し、交付申請の内容に不備や不足があれば交付決定ができないとしています。応募のときの計画と交付申請の書類のつながりを、出す前に見直します。経費の対象になる設備の考え方の例は、足場は補助金で買える?省力化投資補助金(一般型)で採択に近づく3つのポイントが参考になります。
交付決定の前に契約(発注)した経費は、どんな理由でも補助の対象になりません。補助事業実施期間は交付決定日から始まり、交付決定日から17か月以内(採択発表日から19か月以内)にすべての手続きを終えます。省力化補助金では、交付決定前の発注は事前着手として認められません。契約・納品・検収・支払の全部を期間内に終え、実績報告書まで出すことが条件です。

公募要領は、対象になる経費を「交付決定を受けた日付以降に契約(発注)等を行い、補助事業実施期間内に支払いを完了したもの」に限っています。さらに「いかなる理由であっても事前着手は認められません。」とあります。納期の事情や値上がりの見込みがあっても例外はないため、発注の日付は交付決定日より後にします。
納期の長い設備は、交付申請の前に、業者と納期や見積の有効期限を確かめておきます。ここで行うのは日程のすり合わせだけで、発注や契約は交付決定のあとです。交付決定の通知を受けたら、すぐ業者に連絡できるよう、連絡先と必要な書類の様式を社内で用意しておくと、実施期間を無駄にしません。
交付決定の日付以降に、補助事業を始めます。交付決定後の留意事項には、補助事業は必ず交付決定日以降に開始するよう書かれています。機械装置等には保険・共済への加入が原則として求められ、実績報告の提出時に加入を示す書類を出します。加入の手配も、発注と同じ時期に進めます。
たとえば、採択の連絡を受けて納期を急ぐあまり、交付決定の前に設備の発注を進めかけてしまう場面があります。交付決定の前に契約した経費は対象にならないため、採択の時点で「交付申請→交付決定→発注」の順を社内で一覧にして共有し、納期の長い設備は交付申請の前に業者と日程を確かめておくと、この行き違いを避けられます。手続きの順番や必要書類に不安がある方は、無料相談で自社の場合を確かめられます。
▶ 無料相談で、自社の場合を確かめる
実施中は、見積→契約→納品→検収→請求→支払の順に進め、書類の日付もこの順にそろえます。支払は銀行振込で確かめられるものだけが対象です。設備や経費の配分を変えるときは、事前に事務局の承認を受けます。納品後の設備の写真や財産のシールの準備、期間内に終わらないときの事故報告も、この段階の手続きです。第8回公募要領と、交付決定後の留意事項(第6回公募用)の記載です。

留意事項は、原則として補助事業はこの順番で行うよう求めています。実績報告の手引きも、各証拠書類の日付に整合がとれているかの確認を求めています。たとえば契約日より前に納品書の日付がある、といった逆転があると、確定検査で説明が必要になります。書類が届くたびに、日付を一覧表に書き込むと確認が楽です。
よくありません。公募要領では、支払いは銀行振込の実績で確認し、現金払や手形払など実績を確認できないものは対象外とされています。支払い方法に限らず、代行振込は一切不可です。取引先への支払いは、自社の口座からの銀行振込にし、振込の控えを保管します。
留意事項では、補助対象となる設備等の納品後の写真をとり、財産であることを示すためシール等を貼付して管理するよう求めています。取得財産の取得年月日は、納品年月日ではなく検収年月日です。検収の日付を決めて書類に残し、写真とあわせて実績報告に使えるようにします。
経費の配分を変える、設備を変える、内容や場所を変える、中止するといったときは、事前に事務局の承認が必要です。ただし各配分額の10パーセント以内の流用増減は、承認申請から除かれます。承認を受けずに実施すると、補助金の交付を受けられない場合があります。変更したくなった時点で、実施する前に事務局へ確かめます。
予定の期間内に完了できないと見込まれるときは、速やかに事故報告書(様式第3)を事務局に出し、指示を受けます。また、交付決定日から1年が経過した日までに実績報告が出ていない事業者は、状況報告の対象です。書き方の細部は状況報告の手引きで確かめます。
実績報告は、補助事業の完了日から30日を経過した日と事業完了期限日のいずれか早い日までに、申請システムから出します。期限を過ぎると実績報告は受け付けられず、補助金を受けられません。完了とは手続きがすべて終わり、導入した機械設備の使用を始めている状態です。手引きの内容は、第8回公募要領とあわせて確かめます。
実績報告の手引きでは、補助事業完了日までに導入した機械設備の使用を開始している必要があるとされています。納品されただけでは完了にならず、契約・納品・検収・支払の手続きが終わり、使い始めている状態が条件です。完了日がいつになるかで報告の期限が決まるので、社内でも完了日の考え方をそろえます。
手引きでは、補助対象となるすべての経費について書類の提出が求められます。主な書類は次のとおりです。ほかに補助金の受取口座の情報も出します。書類の名前は、手引きの一覧で確かめてください。
| 書類 | 何を示すか |
|---|---|
| 見積書・契約書など | 何を、誰に、いくらで発注したか |
| 納品書・検収書 | 納品と検収の事実と日付 |
| 請求書・支払の証明 | 銀行振込での支払い |
| 機械装置の写真 | 導入した設備の現物 |
| 保険への加入証明書 | 保険・共済への加入(システム構築費を除く) |
| 取得財産等管理明細表 | 取得した財産の管理 |
| 補助事業チェックリスト | 全事業者が出す確認の一覧 |
手引きは、事業が適正に行われたことが確認できない場合、補助金額の確定ができないとしています。申請した設備の分でも、書類で示せなければ補助の対象になりません。計画書に書いた設備や取組と、納品・支払・写真の書類を一つずつ照らし合わせ、報告の前に足りない書類を洗い出します。
証拠書類は、終了後5年間保存しなければなりません。紙の原本は、スキャンして提出したあとも破棄せず、5年間保持します。原本が確認できないと対象にならない場合があるため、書類の置き場と担当を決め、担当が替わっても探せるようにします。
実績報告のあと、事務局が確定検査をして補助金額を確定し、確定通知を受けた事業者がマイページから精算払請求をして入金されます。交付決定は補助金の支払いの約束ではなく、検査で確かめられない分は対象になりません。入金までの日数は、公式の資料には書かれていません。支払は補助金額の確定後の精算払なので、設備代はいったん自社で支払う形になります。
手引きによると、実績報告の提出後に事務局が確定検査を行います。設備や帳簿を見る現地調査があり、設備等が確認できない場合、その設備等にかかる金額は補助対象となりません。確定検査が完了しないと補助金の交付が受けられないため、検査の前に書類と設備の現物を照合しておきます。
確定通知を受領したら、補助事業者は事務局へ精算払請求を行います。手引きでは、精算払請求はマイページからシステムを通じて行うとされています。確定通知が届く前に請求はできないため、通知を受け取る担当者と、請求を操作する担当者を決めておくと、請求の遅れを防げます。
約束ではありません。手引きは「交付決定は補助金のお支払いを約束するものではありません。」とし、確定検査で認められない事項があると、補助金の一部または全部が支払われないとしています。交付決定のあとも、計画どおりに進めた証拠を残す姿勢が必要です。
公募要領では、補助金は補助金額の確定後の精算払となります。設備代などはいったん自社で支払い、入金は検査のあとです。また、支払を受けた事業年度の収入として計上し、法人税等の課税対象になるとされています。入金時期が読めないため、資金繰りは金融機関や税理士など相談先と立てます。
入金のあとも、事業計画期間の1年目が終わった後の最初の4月から5年間、毎年効果報告をします。報告をしないと補助金の返還を求められることがあります。単価が一定額以上の設備は、承認なく貸し付けや転売をすると交付決定の取消しとなり、法定耐用年数を経過するまで処分に制限があります。効果報告の期間は原則4月から3か月間で、賃金台帳の提出も求められます。

公募要領では、事業計画期間の1年目終了後の最初の4月から5年間、毎年事務局が定める期限までに、本補助事業に係る効果を報告するとされています。手引きによると、効果報告の期間は原則4月から3か月間です。事業場内最低賃金の確認のため、賃金台帳の提出も求められます。
効果報告を期限までにしなかった場合は、補助金の返還を求められることがあります。また、1人当たり給与支給総額の目標値を達成できなかった場合は、達成率に応じて補助金の返還を求められます。要件の数え方や計算は、省力化投資補助金 一般型 要件で確かめてください。
承認なしにはできません。公募要領は、処分制限財産について、事務局の承認を受けること無く貸し付けや転売等を行った場合は交付決定の取消しとなるとしています。事業計画期間が終わっても、法定耐用年数を経過するまでは処分に制限が課されます。設備を入れ替えたいときは、先に事務局へ確かめます。
採択後の手続きは事業者自身が進めるもので、期限が重なる交付申請と実績報告は、担当と段取り表を社内で決めると止まりにくくなります。不安な所だけ、支援機関に内容の確認や手続きの案内を頼む方法もあります。専門家に頼む場合も、書類をつくり提出するのは事業者です。どこまで見てもらえるかを先に聞いておくと、依頼後の行き違いを防げます。
表に、段階(交付申請・実施・実績報告・効果報告)、担当者、期限、書類の置き場の4列を作ります。期限は、採択発表日から2か月後の日、交付決定日から17か月以内、完了日から30日を経過した日の順に入れます。見積や請求書は、届いた日と書類名を同じ表に書き足すと、確定検査の前の確認が短くなります。
事務局の実務から
事務局の実務では、交付申請で戻りやすいのは書類のそろえ方です。たとえば、見積の「一式」の内訳が見えない、相見積もりの条件がそろっていない、見積と請求の品名が一致しない、といった点です。実績報告や確定検査でも、計画書に書いた設備を、納品・支払・写真の書類で一つずつ示せるかが見られます。取り扱いは公募回で変わることがあるため、出す前に最新の手引きで確かめてください。
支援の範囲を最初に確かめます。エムアイエスの補助金サポートセンターは、計画づくりの支援、内容の確認、手続きの案内を行い、書類を作って出すのは事業者自身です。相談先を選ぶときは、どの段階まで見てもらえるか、連絡の窓口は誰か、費用が何に対するものかを聞いておきます。
まず公募要領の交付申請の項と、実績報告の手引きの提出書類の一覧を読み、段取り表を作ってください。交付申請の期限(採択発表日から2か月後の日)を数えるところから始めます。
A. 発注できません。交付決定の日付以降に契約(発注)した経費だけが対象で、交付決定前の事前着手は、どんな理由でも認められません。採択の通知のあと、まず交付申請を出して交付決定を受けます。
A. 原則として、採択発表日から2か月後の日です。期限までに交付申請がなかった場合は、採択決定が取り消されます。
A. 実績報告のあと、確定検査を受け、確定通知を受領してから精算払請求をし、その後に入金されます。日数の定めは公募要領・手引きに記載がないため、日数を決めて見込まず、資金繰りは相談先と立てます。
A. 予定の期間内に完了できないと見込まれるときは、速やかに事故報告書(様式第3)を事務局に出し、指示を受けます。実施期間は、交付決定日から17か月以内(採択発表日から19か月以内)です。
A. 事業計画期間の1年目終了後の最初の4月から5年間、毎年です。期間は原則4月から3か月間で、賃金台帳の提出も求められます。
省力化補助金(一般型)の採択後は、交付申請→交付決定→発注・納品・支払→実績報告→確定検査→精算払請求→入金の順に進み、入金後も5年間の効果報告が続きます。採択の通知は発注の許可ではなく、交付決定の前に契約した経費は対象になりません。
期限は、交付申請が採択発表日から2か月後の日、実施期間が交付決定日から17か月以内、実績報告が完了日から30日を経過した日と事業完了期限日の早い方です。確定検査から入金までの日数は公式資料に定めがないため、資金繰りは余裕を見て立てます。
次の行動は、公募要領の交付申請の項と実績報告の手引きを読み、担当・期限・書類の置き場を入れた段取り表を作ることです。要件や返還の数え方は省力化投資補助金 一般型 要件、制度全体は省力化補助金 一般型で確かめられます。
採択後の段取りや必要書類で迷う所があれば、無料相談で自社の場合を確かめられます。
※本記事は2026年10月時点で公表されている公募要領・公式サイトの情報をもとに作成しています。要件・日程・補助額は変わることがあります。申請の前に、必ず最新の公募要領をご確認ください。
執筆:補助金サポートセンター編集部
監修:松村 昌典(2026年10月23日 監修)
株式会社エムアイエス 代表/中小企業診断士・応用情報技術者。補助金の申請支援に約15年携わり、うち10年は ものづくり補助金の事務局の運営を経験。支援実績2,000件超。制度の要件と審査の見方をふまえて、中小企業の事業計画づくりを支援しています。
山口県山口市(旧:阿知須町)生まれ 山口県立山口高校、立命館大学経済学部卒業
大学卒業後、山口県中小企業団体中央会に入職。補助金の申請支援に約15年携わり、うち10年は ものづくり補助金の事務局の運営を経験。
2022年5月に独立し、株式会社Management Intelligence Service(現:株式会社エムアイエス)を立ち上げる。支援実績2,000件超。自らのM&A経験を活かした企業へのM&A支援も得意とする。
「山口県から日本を元気にする経営コンサルタント」を合言葉に、山口県内の企業はもちろんのこと、県外企業へのコンサルティングも積極的におこなっている。
〈保有資格・認定〉
中小企業診断士
応用情報技術者
〈所属・会員情報〉
山口県中小企業診断士協会 正会員
山口県中小企業組合士会 正会員
山口県中小企業家同友会 正会員